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Antique Watch Exhibition 一生使いたい時計を選ぶ。

13 時間前
読了時間: 10分

更新日:2 分前



古い時計を買うとき、何が1番気になりますか?


価格。デザイン。ブランド。真贋。機械の状態。そして、購入後のメンテナンス。

どれも大切な基準です。

少しでも安く手に入れたいと思うのも自然なこと。

そして、古い時計をファッションとして気軽に楽しむことも、もちろんひとつの価値観です。


HANGER PARKも、それを否定するつもりは全くありません。


ただ、私たちが大切にしているのは…

「自分が心から気に入った時計を、手入れしながら一生使っていく」という価値観です。


将来いくらで売れるのか。これから資産価値が上がるのか。

そうした評価からいったん離れ、自分の時間を重ねながら使い続けていく。


古い時計は、買った瞬間がゴールではありません。

むしろ、そこから本当の付き合いが始まります。


だからこそ、時計の価格や見た目だけでなく…

「この時計は、どのような背景を持っているのか」

「中の機械は、どのような状態なのか」

「壊れたときにも、直しながら使い続けられるのか」

というところまで考える必要があります。


一生使いたい時計を選ぶうえで大切なのは、単にどの店で買うかということではありません。

その時計に信頼できる背景があり、購入した後も支えてもらえる環境があるかどうか。

価格だけで判断してはいけません。

表記された価格には、そんな絶対的な背景を含んでいます。


HANGER PARKが大切にしているのは、そんな一生続く安心感です。



1940s GRUEN  /  インデックスと樽型のケースがクラシカル
1940s GRUEN / インデックスと樽型のケースがクラシカル

HANGER PARKでは、定期的にアンティーク時計のイベントを開催しています。

ただし、この時計等については、自分達が海外で直接買い付けているわけではありません。


古着であれば、生地や縫製、年代ごとのディテールを見て、自分たちで判断できます。

しかし、時計となれば話は大きく違います。

文字盤やケースがきれいでも、中の機械がどのような状態なのかは外側からは分かりません。

仮に機械を見せられても、専門家でなければ、部品の状態や過去に施された修理まで正確に見抜くことは困難です。


その世界を十分に理解していない私たちが、自分たちの目だけを頼りに買い付けるべきではない。


そう考えているからこそ、HANGER PARKでは、40年以上にわたり古い時計と向き合ってきた一人のベテランディーラーをお招きしています。

当店でもすでに多くのファンを獲得しているその方を、ここでは「O氏」と呼ぶことにしましょう。



1950s HAMILTON  /  風防の丸みが柔らかい印象
1950s HAMILTON / 風防の丸みが柔らかい印象

40年以上かけて築かれた仕入れ先

O氏が扱う時計は、素性の分からない商品が大量に並ぶ海外市場で、価格だけを見て買い集めたものではありません。


主な仕入れ先は、長年の付き合いがある海外の富裕層や、そこから紹介された時計のプロだけが参加するオークションです。


誰が所有していたのか。

どのように使われ、保管されてきたのか。

すべてを完全に把握できるわけではありませんが、相手の素性が分かる関係の中で、時計の背景や状態を確かめながら仕入れています。


ただ、プロだけが集まるオークションだからといって、すべての売り手を無条件に信用できるわけではないそうです。

中には、状態や来歴について誠実とはいえないディーラーもいる。

そんなとき、「あの人物には気をつけたほうがいい」と教えてくれる仲間がいるといいます。


これは、インターネットで検索して得られる情報ではありません。


40年以上かけて積み上げた信用があるからこそ、周囲から本当の情報が集まってくる。

良い時計を見抜くだけでなく、誰を信用すべきかを知っている。


O氏が扱う時計への信頼は、そこから始まっています。



1950s IWC  /  旧ロゴ「International Watch Co」に気品が漂う
1950s IWC / 旧ロゴ「International Watch Co」に気品が漂う

ジュエリーから古い時計の世界へ

O氏の事業は、もともとジュエリーから始まりました。


一方で、O氏自身はアパレルに勤めていた若い頃、思い切って一本の古い時計を購入しています。

それが古い時計との運命的な出会いと気づくのは、ジュエリー事業が軌道に乗った頃だったそうです。


長い時間を経た小さな機械が今も動き、実際に身につけて使える。

その時計を手にしたときの感動が、それまで続けてきたジュエリーの仕事と結びつき、現在の古い時計の事業へとつながっていきました。


今ある仕入れ先や人脈は、時計を扱い始めてから急につくられたものではありません。

アパレル時代に世界を股にかけて旅をして、そこからジュエリーの仕事へと繋がり、さまざまな人と出会い、長い時間をかけて積み上げてきた信用があります。


だからこそ、現在の仕入れができているのです。



1960s BULOVA  /  特徴的なダイヤルが前衛的
1960s BULOVA / 特徴的なダイヤルが前衛的

なぜ「ヴィンテージ」ではなく「アンティーク時計」なのか

古いものを扱う中で、30年以上前のものを「ヴィンテージ」。

100年以上前のものを「アンティーク」。

そう区別する基準が存在します。


O氏は、自身で買い集める古い時計を、愛情をこめて「アンティーク時計」と呼びます。


現在の市場において、ヴィンテージウォッチと呼ばれているものの多くは、皆が知っているブランドの大人気モデルも沢山含みます。


多くの人が同じブランドや型番を探し、リユースや転売を繰り返す中で相場が形成され、資産や投機の対象として注目される時計もあり、今や「ヴィンテージ時計」という響きには、資産価値の意味合いを大きく感じます。


もちろんそれも、現在の時計市場におけるひとつの価値観です。


一方、O氏が大切に集める時計は、皆が同じ型番を追いかけるような人気モデルだけではありません。


もう一度探そうとしても、同じ状態、同じ文字盤、同じ背景では出会えない。

一つひとつ異なる表情を持つ、一点物としての時計です。


O氏が「ヴィンテージウォッチ」ではなく「アンティーク時計」と呼ぶ背景には、そうした時計との向き合い方があります。


また、O氏が事業を始めた約40年前には、製造から100年以上経過した腕時計そのものが、市場にほとんど存在していませんでした。


腕時計は、家具や衣服、宝飾品などと比べても、一般に普及してからの歴史が新しいものです。

そのため時計の世界を、「100年以上でなければアンティークではない」という基準だけで整理することには無理があります。

実際、EUの文化財輸出に関する規則では、「その他のアンティーク品」のうち、製造から50〜100年の時計や腕時計も対象カテゴリーに含まれています。

一定以上の価格という条件があるため、すべての時計を一律にアンティークと認定する規定ではありません。しかし、「アンティーク=必ず100年以上」という一つの基準だけで捉えられているわけではないことを示す、公的な実例ではあります。


HANGER PARKが使う「アンティーク時計」という言葉も、単に製造年を分類するためのものではありません。


過去の時代から受け継がれ、修理を重ねながら今も動き続ける一点物。

その時計が歩んできた時間への敬意を含めて、「アンティーク時計」と呼んでいます。



1940s LORD ELGIN  /  凝ったケースデザインが、その時代の空気を写す
1940s LORD ELGIN / 凝ったケースデザインが、その時代の空気を写す

本当の違いは、時計を売った後にある

O氏を信頼する理由は、仕入れだけではありません。


決定的な違いは、時計を販売した後にあります。

O氏の会社には、国家資格である「時計修理技能士1級」を持つ時計職人が在籍し、オーバーホールから修理まで自社で対応しています。

販売する人と、時計の中身を理解している人が切り離されていません。


私自身がこれまで依頼した範囲では、オーバーホールは13,000円前後。

リューズ交換は6,000円から8,000円ほどでした。

時計の中心にある軸が折れるという大きな故障でも、修理費用は約30,000円でした。

過去の事例ですので、現在のあらゆる物の価格高騰で、多少変わっている可能性はあります。

他社購入品のお修理は受け付けておりません。ご了承ください。


古い時計や高級時計の、修理とオーバーホールを経験した方なら、これがどれだけ破格のお値段か分かるはずです。


もちろん、時計の種類や状態、必要な部品によって費用は変わります。

すべての修理が同じ金額で収まるという意味ではありません。

それでも、私が実際に経験してきた修理は、いずれも現実的な費用でした。


期間も通常2週間ほどです。

古い時計の修理の場合、半年や1年近く待たされることも少なくないのが現実の中、本当に誠実に向き合ってくれている印象です。


それでも、古い時計である以上「絶対に壊れない」とは言えません。

むしろ、O氏は「古いものだから調子が悪くなる時もある」と、ありのままを教えてくれます。


本当に大切なのは、壊れないことを根拠無く約束するのではなく…

「壊れたり調子が悪くなっても、責任を持って直し続ける」と言えることだと思います。



私たち自身が、10年20年と使ってきた

私たちはこれまで、O氏から数本の時計を購入しています。


いずれも購入してから10年から20年ほど経ちますが、必要なメンテナンスを受けながら、現在も使い続けています。


調子が悪くなれば相談でき、現実的な費用と期間で直してもらい、また使うことができた。

だから私は、HANGER PARKのお客様にも自信を持って紹介できます。


これは、誰かから聞いた評判ではありません。

私たち自身が時計を買い、長く使い、故障や修理まで経験したうえでの信頼です。


O氏のファンになり、時計を購入されるお客様が多いのも、知識や品揃えだけが理由ではないと思います。


売ったら終わりではなく、その時計を使い続ける時間まで引き受ける。

その姿勢に、人が惹かれているのではないでしょうか。



一生使うなら、価格の先まで見てほしい

価格の安い時計の中にも、状態の良いものはあります。

反対に、価格が高いからといって、必ず安心できるわけでもありません。


重要なのは、その価格に何が含まれているのかです。


どこから来た時計なのか。

誰が、どのような基準で選んだ時計なのか。

どのような整備を受けているのか。

故障したときにも、直して使い続けられるのか。

そして、10年後、20年後にも相談できる環境があるのか。


HANGER PARKで時計を購入してくださるお客様から、よく聞く言葉があります。

「一生大切に使いたいから、ここで買います」


僕たちが届けたいのは、まさにそういう方のための時計です。


将来いくらで売れるのかではなく、この先どれだけ長く一緒に過ごせるのか。

価格が上がることではなく、自分だけの時間が積み重なっていくこと。


一生使いたい時計を探すなら、購入した瞬間だけでなく、その先に続く時間まで考えて選んでほしい。


だからHANGER PARKでは、時計の中身を分かったつもりで自ら買い付けるのではなく、40年以上にわたり時計と信用を積み上げてきたO氏をお招きしています。


時計を販売するためだけではなく、その一本を長く使い続けられる環境ごと届けるために。


今回の Antique Watch Exhibition でも、そんな素敵な出会いを皆様にご提供できればと思います。

ぜひ一度、実物をご覧になってみて下さい。


皆様のご来店を、心よりお待ちしております。


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■ イベント詳細


「Antique Watch Exhibition」

■ 日時 9.25 (金) 15:00 - 20:00

     9.26 (土) 13:00 - 20:00

     9. 27 (日) 13:00 - 20:00

     9. 28 (月) 13:00 - 17:00


■ 会場 HANGER PARK


■ お問い合わせ

menu → contact より

もしくはInstagram DM より

※ 金額に関しては、お問い合わせ頂いてもお答えしかねます。ご了承ください。

※ 掲載されたアイテムがご用意できない場合もあります。ご了承ください。


今回のエキシビションでも、時計そのものの魅力だけでなく、長く使い続けるためのメンテナンスについても、ディーラーが丁寧に説明してくれます。

オーバーホールの考え方や、日々の扱い方など、初めての方でも安心して選べる時間になるはずです。


ゆっくりと手に取りながら、自分のスタイルに馴染む一本を探してみてください。

ご来店を心よりお待ちしています。



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