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Order Event - Jacket & Trousers 受注会 vol.2【ディティール編】

更新日:12月9日


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Order Event  -  Jacket & Trousers 受注会


12.13(Sat) - 21(Sun)


13:00 - 20:00


Appointment  12/1(Mon) 20:00-

※アポイント方法は下記のご参照ください。


Jacket & Trousers ¥99,000~ (90,000)

Jacket ¥66,000~ (60,000)

Trousers ¥46,200~ (42,000)


Delivery  Early February 2026


VINTAGE REPRODUCT from HANGER PARK




前編【概要編】はこちらから



▪︎Jacket


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シルエット。

お客様の肩幅に合わせてフィットさせます。

そこからチェスト-ウエスト-ケマワシにかけて解き放ちます。つまり、胸とお腹とお尻周りはピタッとさせずにここをRelax。

裾にかけて広がりがありますが、極端なAラインも避けたかった。詳しい説明の言語化が難しいので避けますが、程良く位です。


ただこれは、所謂のオーダー屋さんの考え方とは全く異なるアプローチ。

ファーストサンプルを構築する際も、テーラーH氏と細かく話を詰めていく中で、このバランスに首をだいぶ傾げていたのがおもしろかった。

結果としてH氏も絶賛。ビジカジの考え方を改めさせられた、とその道のプロに唸ってもらえたのは純粋に嬉しかったですね。


着心地として、上記の理由から重さを感じないし、これまでにない種類のRelaxを味わってもらえるかと。

見え方として、肩が納まっているから不思議とだらしなくない。

Relaxしていてだらしなくない。それが同居したジャケットの佇まい。


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アンコン仕立て。

肩パッドも芯地も入れない。軽い仕立て。

生地は目が詰まったツイード。にも関わらず軽い。

ツイードでアンコン。本場ナポリにはあまり存在しなさそうな組み合わせですね。


ちなみに生地見本も沢山用意するので全てのご紹介はできませんが、こちらファーストサンプルは国産の生地を使用。

通称プリンスオブウェールズをなぞらえた、深みのあるグレンチェック。

現行の生地ながら、古めかしい色柄パターンに愛嬌を感じる。

4本の糸を撚り合わせた4plyの強撚糸。それで織られたWool 100のツイードは、ハリとコシが強くなりシワになりにくいのもオススメのポイント。目付けは320g/mとしっかりしていますが、、手で持ってアンコンならではの軽さを確認して欲しい。

こちらの4plyツイードはグレンチェックだけでなく、ストライプや無地もあります。中道最推し生地。


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マニカ・カミーチャ。イタリア語でシャツ袖という意味。

この技法は袖山に立体的な丸みを作るのですが、その際ギャザーを寄せることであえて皺を作ります。日本では雨振袖なんて言い方をされますね。

今回は皺まで寄せませんが、シャツのような肩周りのフィットを目指しました。

もっと軽くするなら袖裏も排除するか?とも考えましたが、袖を通しやすさを優先させました。


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前合わせ。

ファーストサンプルはダブルの前合わせで飾り釦を省きました。深めのシングルみたいな見え方。

Vゾーンは深めに設定。

生地の良さを引き立てるために、釦は樹脂のツヤがないのをチョイス。この辺、オプションですが、水牛やナットの選択肢もご用意します。


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襟。ピークドラペル。(ダブルの前合わせの場合、ノッチドは出来ません)

襟幅は選べます。スタイルや肩幅など、お客様に合わせた提案はさせていただきます。

写真は10.0cmの平均的な幅。


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柄合わせ。

前/後身頃はもちろん袖までも柄合わせが美しい。


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本切羽。

こちらはオプションとなります。

額縁仕上げが好きで、袖は捲れば表に出せちゃう裏の仕様なのでオーダーだといつも注文しちゃうディティール。袖釦は、通常なら4つか3つのところ、2つでオーダー。悪くないですね。

逆に本格派なら、前編でも記述した開き見せ。

この選択肢は悩みそうですね。


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サイドベンツ。

こちらも額縁仕上げ。ちなみにセンターベントやノーベントも選択可です。

でもやっぱりサイドベンツがおすすめかな。

ポロ競技でも採用されたディティールで、スポーティな印象もあるのが個人的にはツボ。座った時も裾が逃げやすいですし。


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Classicとは離れた考え方ですが、ポケットにも手を突っ込むくらいのラフさで着てもらいたいですね。前も釦は留めずに開け放つ。

もちろん着こなし方は自由。

個人的には芯地も入ってないしハウスクリーニングしちゃおうか悩んでるくらい。

これは絶対におすすめできませんが。

自由さを持って、様々なスタイリングで楽しんでほしい。




▪︎Trousers


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シルエット。

ウエストはお客様に合わせてフィットさせます。

1920−40sくらいによく見られる古いモデルをサンプリングしたワイドシルエット。

現代との違いは、個人的な見解として大きくは股上の深さと膝幅かな思っています。


股上は当然古いもののほうが深い。2000年代にModeの浅い股上が流行りましたが、ClassicにおけるTrousersは絶対的に深い方が正解だと思っています。色んな考え方やアプローチがあるので異論は認めますが、履き心地とスタイルアップにおいては、深い股上に軍配が上がります。


膝幅は言語化が難しいですが、現代のワイドは、膝から裾にかけてストレート。古いワイドはワタリから膝まで太く裾にかけて細くなる。といった印象。

もちろん全てがそうではありませんが、ワイド一つとっても現代ではそういったシルエットは減少したように思います。


端的に言うと、現代のワイドは立ち姿が綺麗に見えます。ぶっちゃけこちらの方が脚長効果は高いんですよ。

でも今回、古いワイドのシルエットを踏襲した最大の理由ですが、圧倒的に脚捌きが良いこと。

これに尽きます。


例えば現代のRelax代表で言えばイージーパンツ。これはウエストがゴムあるいは紐で縛る、ジャージ生地などで楽ちんです。

対して今回提案するTrousers。ウエストはベルト要らずのサイズにフィットさせるので、まずウエストの締め付けがありません。

そして歩行する際の始動のスタートは膝。そこが広ければ当然脚捌きが良く、それは座った際にも膝周りの締め付けはなく、ストレッチ生地で誤魔化されていない快適さがクセになります。後述しますが、2タック入れてるので、お尻周り腿周りのゆとりもその快適さに起因しています。

結果として、個人的にはイージーパンツ履くより楽に感じました。


しなやかなドレープはそういったシルエットから生まれる。Comfortable。

店頭でもお話ししているのですが、Trousersだけでも作りたいって声多いですね。

今回冬生地メインの受注会ですが、夏なんかは涼しい素材で作っちゃえば、脚に張り付かずに涼しさを確保できそうですね。


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Forward pleats。One-piece waistband。Lower Belt-roop。

所謂、インタック。帯無し。ベルトループ下げ。

このデザインがドストライク。個人的には正解の一つだと思います。

特に、ベルトの帯部分が無いワンピースになったディティールは、ハリウッドトップとも呼ばれ、当時ハリウッドの銀幕スターも好んでいたことに由来します。

既製品でも、古着でもあまり出てこないデザイン。ならばつくっちゃえと。なんなら、このデザインを布教したくて組み込んだ企画とも言えます。


インタックは二つ入れて、大袈裟ではない良き深さに設定しています。アウトタックの方が沢山の方に似合うからそれが主流である。だからこそ、そうではないディティールに惹かれる。天邪鬼なHANGER PARKの総意です。


帯無しでベルトループを下げる。ベルトはしてもしなくても美しい見え方にしましたが、ベルト着用時はベルト上部に少し身頃が見えるのが、なんとも優雅というか。スタイルアップして見えませんか。


ファーストサンプルの脇ポケットは、手を突っ込みやすいよう簡素なナナメ仕様にしましたが、両玉縁(オプション)に変更すればよりヴィンテージを感じられる仕様になるのでそれはそれですごくオススメ。


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High-backed。

ハイバック仕様。パターンが後腰に掛けて高くなる仕様で、腰の曲線に合わせて座った時なんかも腰回りを優しく包んでくれます。

なので、ベルトではなくサスペンダー仕様に注文しても絶対良いですね。

サヴィル・ロウならではの仕様に惚れ惚れします。

ちなみにバックスタイルの表情を形作る一つとして、後ポケットの仕様が挙げられますが、ファーストサンプルは右ポケットのみの釦無しにしました。個人的には手拭いを差すので、これだけ。

もちろん両ポケットでも釦有りでも出来ますよ。これはオプション価格無しです。お好きにどうぞ。




後半ではRelaxed Windsorを形作るディティールについて語りました。

ここまでの長文を読んでいただきありがとうございます。


刺さる人にはしっかり刺さるんじゃないかな?

アンティークウォッチ同様に、今回だけでなく1枚2枚と増やしていってもらえるように、これだったら欲しいと思ってもらえるように。

この企画は大事に、皆様と一緒につくっていけたらと考えています。


誂えるのがスタンダードだった時代のように、ラフに、カジュアルに。


生地/副資材選びやデザイン変更など、オプションでプライスは変わります。

生地に関してはピンキリありますが、それ以外のプライス設定は控えめにする予定です。

それは前述の通り、オーダーするのがスタンダードに感じてほしいからです。


スタイル提案はしていますが、そういった結構色々自由にオーダーも承れます。


ぜひ今回のイベントも楽しんでいただけたら幸いです。



<受注について>

受注方法ですが、60分枠のアポイント制を設けます。

アポイント制ではありますが、前提としてご購入を約束させるものではございません。あくまで、混雑や待機を回避してもらうためのものです。

受注品以外の商品もあるのでアポ無しのご来店も可能ですが、Order Event商品の受注は枠が埋まっている場合はお受けできません。

フィッティングサンプルは、完成形のサンプル(2サイズ)の他、ある程度のサイズゲージ(イベント期間中のみ)をご用意します。

お届けは、2026年2月上旬の予定。

お支払いは、前金5万円税別 or 全額とを選ぶことが出来ます。受注後のキャンセル、またその際の前金の返金などお受けできません。

オーダー自体は期間中どのタイミングでも承ることは可能ですが、お選びいただく生地には限りがあります。沢山ご用意する予定ですが、ご希望の生地がご用意できない場合がございますので、ご了承ください。


<アポイント方法>

12/13(土)-21(日) / 13:00–20:00

60分枠のアポイント制です。

尚、アポイントは12/1(月)20:00~の先着順となり、順を追って折り返しご連絡差し上げる予定です。

①氏名、②電話番号、③住所、④日時の第1〜第3希望、⑤その他の希望やご質問

を明記の上、Instagram DM あるいはHP〔Contact / hangerpark.offcial@gmail.com〕にてお知らせください。

時間のご希望の無い方は、日程を指定いただき<時間希望無し>と、お書きください。空いているお時間をご返信し、アポ完了となります。

また、60分枠では選べないといった方は、15(月) 以降で、⑤にその旨を明記の上、④に2枠を第3希望までご記入ください。


日時

12/13(土)-21(日)

13:00- / 14:00- / 15:00- / 16:00- / 17:00- / 18:00- / 19:00-



HANGER PARK




 
 
 

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