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Order Event - Jacket & Trousers 受注会【概要編】

  • 2025年12月1日
  • 読了時間: 9分

更新日:2025年12月10日




Order Event  -  Jacket & Trousers 受注会


12.13(Sat) - 21(Sun)


13:00 - 20:00


Appointment  12/1(Mon) 20:00-

※アポイント方法は下記のご参照ください。


Jacket & Trousers ¥99,000~ (90,000)

Jacket ¥66,000~ (60,000)

Trousers ¥46,200~ (42,000)


Delivery  Early February 2026


VINTAGE REPRODUCT from HANGER PARK




古着の店舗を構えて、早2年が経ち、3年目に突入。

そのタイミングで、ジャケット&トラウザー、所謂スーツのオーダーイベントを開催します。

え?どういうこと?

その疑問、間違っていません。なにより企画立案の段階から自分の中でもその意義を考えること自体に懐疑的でした。

発端は2025年の春先。20年来のお付き合いがある方から、一緒になにかできないか?と声を掛けてくれたのが、オーダースーツを手掛けてその道30年のテーラーH氏。


古着屋  ×  スーツ


お声掛けは大変嬉しかったし、その以前からもセットアップ?スーツ?の構想はありました。が、、

どうにも結びつけるのが容易ではない二つの単語。

その意義に頭をだいぶ悩ませました。


思いつくアイデアは他処でもやっている擦られたプロダクトやおよそ現代向きではない内容。

それを古着屋である私たちが敢えてリリースする必要性は無いと。それはもう深く再認識する機会になりましたね。

オリジナルを生み出すのは苦しみが伴う。


沢山のヨーロッパヴィンテージを見てきた私たちが提案するセットアップ。

それは、今だけにフォーカスを当てるだけでなく、Classicのルールをそのまま再現するでもない。

ClassicとModernを繋げる作業。そこに跨る手法はいくつもある。ヒントが山のようにあり、しばらくの間迷子になっていました。


肩傾斜による皺について語るH氏
肩傾斜による皺について語るH氏

それから、試してみたいデザインやサイズ感が少しずつ見えてきて、H氏とできることできないことの細かい打ち合わせを繰り返し、Hunting jacket受注会時も行った、袖丈着丈のみ変更できる仕様のデザインにしようかと煮詰まってきた頃。

相方の田鍋から「折角紹介してもらえた縫製工場が色々と承れるところなんだし、ちゃんと細かく体型に合わせたオーダーを受けるのもおもしろいんじゃない?」と、鶴の一声。

※今イベントの主な企画進行は中道。


目から鱗というか。

少し経歴を話せば、田鍋は某セレクトショップでカスタムオーダーを、中道は某百貨店でイージーオーダーを承っていた経験があります。

その経験とノウハウは大いに活きるし、活かさない手はないなと。そこで今イベントの大枠が決まりました。

HANGER PARKにしかできない取組みじゃないかな?

そこからは話が早かった。(デザインとシルエットと生地など後述します。)


そんな逡巡すること約半年、構想を含めて約1年。

ファーストサンプルの仕上がりと同時にイベント開催を決意しました。

ちゃんとオーダーを承るイベントです。




今回のイメージソースは、「ウィンザー公爵」。

ご存知の方には改めて。そうじゃない方にはぜひBlogを通して知ってもらえれば幸いです。

20世紀、男性ファッションの歴史に最も影響を与えた皇族です。下記に少し略歴を。


本名:エドワード・アルバート・クリスチャン・ジョージ・アンドルー・パトリック・デイヴィッド


1894年6月23日 – 1972年5月28日


・イギリス国王エドワード8世として即位(1936年1月)

ジョージ5世の長男として生まれ、父の死後に国王となる。

・同年12月、王冠を捨てて退位

アメリカ人で離婚歴のあるウォリス・シンプソンとの結婚を望んだことが政治・宗教上の問題となり、わずか11か月で退位。これはイギリス史上極めて異例の出来事。

・退位後、「ウィンザー公爵」の称号を授けられる

1937年にウォリスと結婚。

その後は主にフランスやアメリカなどで生活し、外交的な任務も限られた範囲で行う。

・1972年、パリで死去。享年77歳。




規範を破るアヴァンギャルドな着こなし方も、生き様がそのままスタイルを生み出したような。

現代においては、それがメンズウェアに強く残る“クラシックの基礎を作った”と言い変わるのが、時代の変遷を感じますね。


ウィンザー公爵を語る上で外せないエピソードは、上記の略歴だけでもつっこみ所あるかと思いますが、今回は服を生業とする私たちなので、そちらにフォーカスを当てます。

その中でも彼が愛した「ドレープカット」についての説明を。


サヴィル・ロウ(英国最高級の仕立て通り)のテーラー、フレデリック・ショルティは、

「ドレープカット」という、柔らかく立体感のあるスーツの仕立て方を生み出しました。


厳格的であった軍服のコートをヒントにして、従来の堅い英国スーツとはまったく違い、軽くて肩が自然で、胸元にゆとりがあり、空気をまとったようなシルエットが特徴。

やわらかなショルダーラインと軽量化された構造を持ち、胸元に数種の芯地を使うことで空気をまとうようなドレープ感を演出した仕立てです。


ドレープカットは後に、イングリッシュドレープカットやロンドンカットなど、イギリスを顔として呼ばれるようになりますが、当初はサヴィル・ロウ仕立ての中では反逆者のレッテルが貼られました。

そういった流行とは真逆の潮流の中で、ウィンザー公爵が愛用したことで一気に広まり、スタイルとして定着していきました。

そのドレープカットのスタイルは、現在のアンダーソン&シェパードに受け継がれ、様々な著名人が愛用。マノロ・ブラニクやチャールズ皇太子も顧客の一人。


余談ですが、アンダーソン&シェパードの現代のスタイルは、袖口は本切羽ではなく開き見せ(親子で着用することを前提に)。ボタンはホーンではなくプラスチック製(プラのほうが丈夫だから)。といった超硬派だそう。

あと、アレキサンダーマックイーンも10代の頃こちらでテーラリングを学んでいます。



そんなウィンザー公爵の仕立てに対するシルエットや生地の選び方、そしてその着こなし方は生き様そのものを表しているようで、個人的にすごく影響を受けた敬愛する一人。


今回は、そのまんまドレープカットではなく、そのオマージュ。

哲学や精神性やその空気感を取り入れたく、


“ウィンザー公爵が現代を着流すなら?“


を最大テーマに掲げました。


ClassicとModern、Constructと Relax。

このバランスの比重は一番時間を使って考えました。


テーマを掘り下げて、ここからは完全に想像、、妄想の域。

ウィンザー公爵が現代に生きて、かつ公務から離れていたら?という世界線。パートナー選びからも感じ取れるように、その発想はもっと自由だったのでは?と勝手な解釈を仮定。


エアリーな仕立て
エアリーな仕立て

その仮定から、今回採用したのはUnconstructed。所謂のアンコン仕立て。


アンコン仕立ては、ルーツをイギリスとし、良い意味で「適当」とも表現される自由でリラックスしたナポリ人気質と、温暖な気候に大きく影響された、イタリア/ナポリで生まれた仕立てです。


構造としては、ドレープカットのような薄い肩パッドや芯地さえも省いた仕立て。

よりリラックスした着心地と自然なラインを重視できるのが特徴です。


実際着用してたドレープカットと、イメージに当てはめたアンコン仕立て。

こちらは明確な相関関係はありませんが、 両方共に「硬い構造を排除して、柔らかで流れるようなシルエット」を追求する点は似通っています。


私たちが考えるパターンによるシルエットの構築は、このアンコン仕立てが活きるし、イメージ像に当てはまる。。


Our House Style「Relaxed Windsor」
Our House Style「Relaxed Windsor」

完成させたファーストサンプル。

フィットさせるのは、ジャケットの肩周りとトラウザーズのウエストのみ。他は解き放つ。

端的にはこういうこと。これがOur House Styleです。このスタイルを敬意を込めて「Relaxed Windsor」とさせてください。

他にも細かいオーダーを受けることはできますが、まずはこのスタイルを体感してほしい。オーダー期間中はさらに完成型のサンプル(2サイズ)が並びますので、店頭にてご覧ください。

※写真はファーストサンプル。



風が吹き荒れる撮影時の上空
風が吹き荒れる撮影時の上空

あらゆるコンテンツが爆速で消費される現代社会において、トレンドにアジャストすることにいい加減飽きている。

そんな大人たちへ向けたこちらの企画。


19世紀終わり〜20世紀初頭の「ラウンジスーツ」。

モーニングスーツやフロックコートが主流だった当時、上流階級の男性が家庭内や非公式な場面でリラックスして着るためにデザインされたセットアップ。

これが時代の変遷により、ビジネスシーンにも適応されていくようになります。

ですが、そもそものルーツはカジュアルでありながらきちんと感のあるスタイルを、日常着として楽しんでいました。


推奨したいスタイルとして、こちらが非常に当てはまりますね。


ON/OFF関係なくどちらでも、そしてトレンドレスに着れるものを目指しました。

現代の「ラウンジスーツ」として楽しんでもらえれば幸いです。


セットアップスーツのオーダー会ですが、ジャケット/トラウザーどちらかだけでもOKです。

どちらも自信を持ってお届けできるアイテムとなっております。

後編にて詳しく解説しております。



後編【ディティール編】へ続く



<受注について>

受注方法ですが、60分枠のアポイント制を設けます。

アポイント制ではありますが、前提としてご購入を約束させるものではございません。あくまで、混雑や待機を回避してもらうためのものです。

受注品以外の商品もあるのでアポ無しのご来店も可能ですが、Order Event商品の受注は枠が埋まっている場合はお受けできません。

フィッティングサンプルは、完成形のサンプル(2サイズ)の他、ある程度のサイズゲージ(イベント期間中のみ)をご用意します。

お届けは、2026年2月上旬の予定。

お支払いは、前金5万円税別 or 全額とを選ぶことが出来ます。受注後のキャンセル、またその際の前金の返金などお受けできません。

オーダー自体は期間中どのタイミングでも承ることは可能ですが、お選びいただく生地には限りがあります。沢山ご用意する予定ですが、ご希望の生地がご用意できない場合がございますので、ご了承ください。


<アポイント方法>

12/13(土)-21(日) / 13:00–20:0060分枠のアポイント制です。

尚、アポイントは12/1(月)20:00~の先着順となり、順を追って折り返しご連絡差し上げる予定です。

①氏名、②電話番号、③住所、④日時の第1〜第3希望、⑤その他の希望やご質問

を明記の上、Instagram DM あるいはHP〔Contact / hangerpark.offcial@gmail.com〕にてお知らせください。

時間のご希望の無い方は、日程を指定いただき<時間希望無し>と、お書きください。空いているお時間をご返信し、アポ完了となります。

また、60分枠では選べないといった方は、15(月) 以降で、⑤にその旨を明記の上、④に2枠を第3希望までご記入ください。


日時

12/13(土)-21(日)13:00- / 14:00- / 15:00- / 16:00- / 17:00- / 18:00- / 19:00-

 
 
 

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