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2026 A/W Launch _ MODESTE & JOHN vol.1

10月12日
読了時間: 9分

2026A/W Launch

Delivery _ 2026/10/17(Sat)-

Available for purchase via DM 10/19(Mon)-.


〈Coat〉

Style _ MODESTE

Size _ Free

Available in 7 colors

Price _ ¥126,500 - ¥170,500 (tax included)

Made in Japan


〈Casquette〉

Style _ John

Size _ Free

Available in 7 colors

Price _ ¥17,600 - ¥22,000 (tax included)

Made in Japan


VINTAGE REPRODUCT from HANGER PARK




前編 MODESTE & JOHN vol.1




秋冬の新作のコートとキャスケットをリリースします。

これまでの企画の中でも、これから定番として推し進めていきたいモノが仕上がりました。

モノとしての説得力は服に込めたので、本当なら情報量は少なくしたいのが心情です。が、以下文字情報はだいぶ多めです。

よかったら画像情報だけでも、ご覧いただければ幸いです。


「VINTAGE REPRODUCT」

リプロの名前を冠しながらも、レプリカなどの忠実な復刻品は作りたくなかった。これまでもこれからも。

誤解なきように伝えておくと、レプリカ自体はすごくいいモノだと思う。

現代見つかりにくくなったモノを忠実に再現してオリジナルよりもお安く提供する。

それ自体は多くのサープラスを扱うミリタリーショップが復刻を作っているので、そちらにお任せしたい。

ただ、大体サンプリングされるのは界隈で相対的に価値づけられた有名なモデルばかりのように思う。

天邪鬼な性分として、そこに魅力を感じない。だから、レプリカは素晴らしい施作だと思いながらも購入して身につけたいと思ったことがない。

ヴィンテージなら、オリジナルの本物が欲しいと思っちゃうのが本音だけど。





1.Original sample




今回サンプリングしたのは私物で着用しているHospital coat。


FRENCH MILITARY

1940-50s

Hospital coat

Cotton / Linen

「H.M.」「3」stamp


「H.M.」はHôpital Militaire(軍病院)の略。

軍病院で着用されていた作業・診療・移動などをするために羽織るオーバーコート。

フランス軍のフィールドウェアなら、所属・階級・用途などを示すディテールがかなり明確な一方、ホスピタルコートの位置付けは、軍病院の中でもワークウェア/ユーティリティウェア寄りの用途だったようです。





2. Construction




前合わせはシングルとダブルが存在していて、ダブルは市場でとんと見かけなくなりましたね。シングルはまだ少し見かけるかな。くらい。

ダブルは当店でも以前にオリジナルやその黒染めを展開しておりました(完売)。当然、依然として買い付けたいのだが、まーーー見つけられない。

といったことも、今回製作に至った理由の一つ。


オーバーにも関わらず、シンプルに着心地が良い。

無駄のない構造。つまりパターンがいい。

フランスのヴィンテージに名作が多いのは、そういった理由が大いにあるように思う。


今回製作を依頼したのは、日本を誇る某ブランドでパターンニングを担っていた実績を持つK氏が運営するアトリエ。

これまでは処女作Hunting jacketであれば縫製のみを依頼していたが、今回はパターン製作も同様に依頼させてもらった。

ホスピタルコートの「着心地が良い」。実は、その理由を恥ずかしながら自身がよく解っていなかったことを、K氏にご教授いただけた。







特筆すべき点である、袖の構造。


一枚袖。

ホスピタルコートは一枚袖で構成されている。

だが、例えば古い○urberryの一枚袖コートが、世間では人気で価格も高騰している理由があまりわかっていなかった。

立体的なパターンを描く上で、一枚だと平面で捉えるため、立体的な構造を作ることはできないと考えていたからだ。だから一枚袖で動きやすさを確保するためには太くすることで解消するしかない。と、そう思っていた。それは概ね合っている。


事実、ホスピタルコートとは別に、古い○alph Laurenの一枚袖コートを所持していて、よく着用している。腕の動きを阻害することもないのだが、オーバーサイズでかつ、それに伴って袖筒が太いことで動きを確保している。


補足ばかりだが、以前の企画のHunting jacketにおいては、二枚袖でしかも前袖と後袖の分量を同量程度にすることでバナナのような弧を描いた立体構造になっていた。

(振り返っても袖ばかり着目していると、この時に思った。)


そういった経験値から、一枚袖に疑念はあった。


だけどホスピタルコートは、所持している○alphほど太くないにも関わらず、腕の動きを阻害していなかった。


ここから拙いながら、紙で説明します。

生地はタテ糸とヨコ糸の連続で、一枚の生地になる。タテ糸とヨコ糸の方向を地の目と言いますが、わかりやすいように地の目を描いておきました。





通常構造の一枚袖の袖筒を作る場合、このように脇に沿って真っ直ぐ落ちる。
通常構造の一枚袖の袖筒を作る場合、このように脇に沿って真っ直ぐ落ちる。
今企画で作製したコートの袖。前振りになっていることがわかるかと。
今企画で作製したコートの袖。前振りになっていることがわかるかと。


袖筒の縫い目をずらすことで、袖を前振りを実現しています。

同じ一枚袖でも、袖が流れる方向が変わります。なので地の目がこのようになります。

人間の腕はリラックスした状態でも、まっすぐ落ちることはありません。必ず腕は曲がり、少し前に振れている。

そこに合わせているから、腕が静止している時/動きがある時でも「着心地がいい」に繋がるのでしょう。


追記しておくと、パタンナーにホスピタルコートを解析してもらった際、普通のパタンナーならこの構造に気付かない人が多いだろうとのことで、「見たことがないパターンですね」と、様々なパターンを引いてきたK氏の言葉がありました。

そして、「通常構造の一枚袖にすることもできますが、どうします?」ですって。茶目っ気たっぷり(でしたよね?)でしたが、当然そうする理由もなく、オリジナルに倣った前振袖のパターンで依頼させていただいた。







後身頃のギャザー。

腕を前に動かす際の運動量の確保の為の構造だが、簡単な方法はタックを入れるだけで事足りるディティール。

それをわざわざギャザーにする辺りが、フレンチのエスプリを感じられてニクいですね。

今回は肉厚な生地も展開しているのだが、同様に再現してもらった。








デザインはほとんど変えていない。


気になってAIにメゾンブランドなどがサンプリングしていないかを確認してもらったが、これが不思議とあまりサンプリングされていない(当店調べ)。


理由は、

・デザインの見え方がわかりにくいこと。(ダブルであればトレンチコートやチェスターフィールドが挙げられる。)

・前身頃の打ち合わせ(重なり合う部分)が深いため、前身頃のドレープの分量が多くなる。それ故野暮ったさを感じる。

・作ってみてわかったことだが、生地に用尺を要する。

などがあると推察される。


類似しているものだと、トレンチやアトリエコート、バルマカーンなど。

こう羅列すると商品化するにはホスピタルだとコストが合わなかったりとその必要がない?とはいえ、どこかサンプリングしていそうなものだけど..と不思議に思う。


私たちは前身頃の野暮ったさも含めて好き。


というわけでパターンやサイズもそのままを採用した。単純な構造からくるシルエットの良さを崩す必要がなかったから。


変更点といえば、


△貫通式ポケット、+アウトポケット

△胸部の内ポケット*1、+内ポケット*2

△ベルト、+ベルトループ

(ちなみに、私物ホスピタルコートのベルトも外しています)


と、基本的な構造はいじらずに、ちゃんと現代において使い勝手がいい仕様に変更。





大は小を兼ねるアウトポケット。
大は小を兼ねるアウトポケット。
内ポケは携帯電話や小物が入るサイズを、両脇ポケの裏側にそれぞれ配しました。
内ポケは携帯電話や小物が入るサイズを、両脇ポケの裏側にそれぞれ配しました。


当然、両脇のポケットは使いやすいように。貫通式にしておくと、普段使いで無意識に携帯を入れて落として壊しかねないですからね。

大枠のデザインの変更をしない分、時間を掛けて大いに悩みながら検討しました。

貫通式にそのまま袋布をつける。これは単純に手を入れにくく、その動作にストレスがあるので即却下。

あとは所謂、箱ポケットにして中に袋布をつけて〜というふうに、コートディティールでよく見かけるデザインにしてもよかったのだけど、そうなるとただキレイなコートにおさまっちゃうと思ったんです。

物事に対して、余白や余韻を大事にしたいと考えていて。一見、完璧に見えるものでも、どこか隙や一考するようななにかがある。個人的には、そういった人やモノに惹かれてしまいます。

それが今回でいうとポケットだった。アウトポケットにすることで、フレンチのエスプリの完成度に、どこかほんの少しの違和感を足せたようで気に入っています。







そして、ミソになっているのはベルト部分。

オリジナルはベルトが縫い付けられる形で付属されています。

コートのベルトについて、使わないときの収め方に迷う時ってありませんか?

よく見かけるのはベルトの両端をそれぞれポケットに入れているところ。個人的には、ポケットに手を入れた時の金具部分が、ちょっとしたノイズに感じる時があって。いつもベルト外しちゃうんですよね。

実際に古着においても、コートのベルトが欠損しているケースも多いです。

それで不足を感じたことがあまりないので、今回もベルトは付属していません。

足したのはサイドにループだけ。

ベルトを付けない方はそのまま何も付けなくてもいいんですけど、付けたい方は各々で付けたいものをどうぞ。

撮影ではレザーベルトだったり、スカーフを巻いてみました。

スタイリングを楽しめる余白部分にしています。








前段までの企画は、ジェンダーレスに提案するのが多かった。

が、今企画において実はあまり女性を想定しておらず、照準は男性でした。

ですが、いざ商品サンプルを女性にも着てもらったが、案外イケてましたね。そういえばHunting jacketの時もそうだったなと思い出しました。

もちろん、メンズライクにオーバーに着ることに慣れた方限定ですけど。

女性の方が直感的に良いモノに惹かれるなと、その嗅覚に驚かされます。店内の端っこに掛けてあるものをわざわざ掘り起こして興味を持ってくれるんですよ。

とはいえ、男性客にも沢山お褒めの言葉を頂きました。

体型も殆ど選びませんでしたね。やっぱりパターン自体が優秀です。


その商品サンプルにおいて、採用した生地も全く手を抜かずに仕上げてもらいました。

が、商品として並べるモノは同クオリティかそれ以上の生地を選定しています。


後編にて詳しく解説しています。

また、生地ごとのプライスも後編にて記しています。


後編 MODESTE & JOHN vol.2 はこちらから。





〈MODESTE & JOHNの販売について〉


10/17(土) 13:00- 店頭販売開始です。Online store掲載予定はございません。

ただ、遠方もしくは日程調整ができない方など、気になる方はDMください。基本的に店頭販売を優先しますが、10/19(月)以降でストックがあれば通販対応をさせていただきます。


①店頭販売

10/17(土) 13:00-

開店直後は混雑する可能性がございます。 足を運んでいただく皆さまに、気持ち良く過ごしていただきたいと思っています。

スタッフより整列や入店順のご案内をさせていただく場合がございます。ご協力いただけますと幸いです。

譲り合いながら、良い時間を一緒につくっていけたらと思います。


②通販

10/19(月)-

ストックのご用意があれば、通販対応させていただきます。 DMは、情報公開以降いつでもお待ちしております。大変心苦しいのですが、DMは頂いた順番でご案内させていただきます。

連絡方法は、Instagram DM か Menu → Contact からご連絡お願いいたします。


※ 通販における取置対応は受け付けておりません。

※ 内容についてのお問い合わせは順次返答いたしますが、購入する方を優先させていただきます。営業時間中は店頭を優先いたしますので、返答が遅れる可能性があります。予めご了承ください。




_ Nakamichi


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ACCESS

HANGER PARK

福岡県福岡市南区市崎1-1-27 1F

西鉄平尾駅より徒歩2分




 
 
 

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